小豆島研修へ行きました
経営情報科の観光系科目『観光地域開発論』において、地域特性に特化した観光地へのフィールドワークとして、小豆島への一日研修を行いました。前日は梅雨の嵐となり、研修が行えるかどうか不安でしたが、当日には雨も上がり、風は少々強く、山頂では濃い霧も発生しましたが、時折晴れ間も見られるような天気で、雨に見舞われることはなく、快適な研修となりました。
エンジェルロードや寒霞渓は、まさに小豆島を象徴する小豆島ならではの立地を生かした観光地で、自然が生んだ美しい景観を味わいました。
一つの島内に海があり、山があり、それぞれへの移動時間も数十分という小豆島の自然環境の豊かさを実感できるコースでした。寒霞渓の山頂からのロープウェイは、濃霧で一番の見晴らしは望めなかったものの、視界が開けてきたときに見えた山から海への景色には参加学生全員が心踊る体験になったと話していました。
地の利だけではなく、小豆島には有名な観光地である二十四の瞳映画村があります。この場所の素晴らしさは、よく保存されている昭和初期の日本の懐かしい集落風景であり、お土産屋に至るまで一貫した景観保存が行われており、土地の環境だけではなく文化も息づく島であると改めて認識しました。
参加学生は二十四の瞳という映画自体を知らない世代ですが、映画を知らなくても十分に楽しめる場所となっており、参加した留学生にとっては数十年前の日本の風景を知る良い機会になったようです。
これらに加えてマルキン醤油記念館や世界一狭い海峡、実写版魔女の宅急便のロケ地散策など、盛りだくさんの研修になりました。
学生にはこの研修を通して、自分たちにとって、それぞれの観光地のどこが良い部分で、どこが改善すべきポイントだったかということをレポートにまとめてもらい、提出してもらいます。