「こども劇場」を無観客で熱演！　子ども学科第Ⅰ部・第Ⅲ部

例年ユープラザうたづと高松のレクザムホールで3日間開催され、約2500名の子どもたちやご家族が来場される「こども劇場」
本年度はコロナ感染対策として無観客で録画を行い、作成したＤＶＤを今回ご招待するはずだった幼稚園、保育所などへお送りすることとして１月１４日にレクザムホールで実施されました。
子どもたちの笑顔と声援を受けながら進行するいつもの公演とは違いテンションを高めるのが難しいかと思われましたが、２、３年生がリーダーシップを発揮してこれまでの練習の成果をしっかりと表現できた良い舞台となりました。

「ご挨拶」
加野学長先生からDVDを見てくれる子どもたちや保育者の先生に向けてのご挨拶です。

児童文化ゼミ「ももたろう」
会場を真っ暗にして「ブラックライト」という魔法の光で照らすと、特殊な絵の具で描いたキャラクターたちが浮かび上がります。

体育ゼミ「ラッキーのお誕生会！」
トラのとらじろうとペンギンのペンペン、リスのチップがお友達の犬のラッキーのお誕生会で踊りをプレゼントするというストーリーで、子どもたちが一緒に踊れるダンスを披露します。

音楽ゼミ「シンデレラ」
子どもたちがよく知っている童話を題材にミュージカルのスタイルで楽しんでもらいます。
台本、振り付け、大道具、衣装などは全て学生の手作りです。

器楽ゼミ「アンパンマンのマーチ」「キッズソングメドレー」「勇気100％」
子どもたちには珍しい吹奏楽の演奏です。２曲目の楽器紹介では舞台後方にそれぞれの楽器を液晶プロジェクタで大きく映し出しています。

ダンスゼミ「スイミー」
有名な絵本「スイミー」の世界をダンスで表現しました。高度な身体表現のため、長期間の熱心な練習の成果が出ています。
衣装や小道具などは全て学生の手作りです。

幼児音楽ゼミ「おたすけレンジャー登場」
遊んだ後に手洗いをしないでおにぎりやお菓子を食べたので、おなかの中にばい菌が入って悪さをしています。おたすけレンジャーが会場の子どもたちの協力を得てばい菌をやっつけるお話です。

フィナーレ「えがおのまほう」
例年なら、出演学生と会場係の学生全員が舞台や会場に集まって、子どもたちと一緒に踊るフィナーレです。
今年は密集を避けるためにそれぞれのゼミごとに録画して、ＤＶＤでは編集した画面で楽しんでもらいます。

毎年６つのゼミがそれぞれに工夫して練習したパフォーマンスを舞台で発表し、最後は全員のフィナーレで締めくくるのが「こども劇場」のスタイルですが、今年はコロナ感染が香川県でも予想外に広がりを見せ、中止も含めて公演をどうするか様々な検討をしました。
・無観客で録画をしてＤＶＤを子どもたちに届ける
・録画は一つ一つのゼミで間をあけて実施し、交代時は換気を行う
・フィナーレも全員集合しない
上記のような配慮をして、なんとか開催することができました。
子ども学科の伝統行事である「こども劇場」の先輩から受け継いだ経験と技術を、今年も絶やすことなく後輩に伝えることができて大変ありがたいことだったと思います。

＜担当　田中＞