栄養士として活躍するために―「香川県栄養士会会長講演会」を開催しました
1月17日(火)公益社団法人香川県栄養士会会長 三野安意子氏を講師に招き、食物栄養専攻2年生39名を対象に「県民の明日の健康を担うあなたへ~栄養士として活躍するために~」と題した講演会を開催しました。
この講演会は、卒業年次の食物栄養専攻の学生が栄養士としての職務や倫理を学ぶことを目的に実施するものです。
最初に、栄養士会の概要について説明がありました。生涯教育研修会制度を活用してスキルアップをはかれること、会報誌「日本栄養士会雑誌」を毎月購読でき、最新の情報を得られること、研修会などを通じて栄養士の仲間ができ、コミュニティが広がること、万が一の事故が生じたときに頼れる保険として栄養士総合保障制度を利用できることなど、入会のさまざまなメリットが紹介されました。
次に、日本人の栄養や食事の現状、香川県の抱える健康課題についての講演がありました。さらに、教育や福祉、医療などのさまざまな職域で活躍する先輩栄養士の紹介があり、栄養士は各ライフステージを食で支援する重要な仕事であることを教わりました。質疑応答の時間が設けられると、学生は「保育所の栄養士として働くにあたり、心構えしておくべきことはありますか」などと実務に関るうえでのアドバイスを求めていました。
参加した学生は、「栄養管理と併せて、食品ロスや食材価格の高騰など、食にまつわる課題に対応できる栄養士を目指したいです」などと感想や抱負を述べました。栄養士の職務についてさらに理解を深め、春からのスタートに向けて意欲を高める機会となったようです。栄養士として今後の活躍が期待されます。